島田:
朝比奈さんは宝塚ご出身ですが、入団なさる前からファンだったんですか?
朝比奈:
実は母が宝塚の大ファンで、当時、私がまだ小学生だったものですから、ひとりで留守番ができなくて、一緒に舞台を観に連れていかれた、という感じです。
島田:
まぁ、そんなに小さい頃から!
朝比奈:
そうなんです。最初のうちは、宝塚へ行くと"お菓子を買ってもらえる"というのがうれしくて。そのうち、舞台の美しさに惹かれるようになりました。
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島田:
では、その頃からご自身も舞台に立とう、と決意なさったんですか?
朝比奈:
はい。母と一緒に楽屋口で出演者が出てくるのを待っているとき、他のファンのおばさまたちから、「あなたは宝塚に入るべきよ」と言われたんです。それを聞いて、母がその気になって。
島田:
小学生の頃から、おばさまたちを魅了する華やかなオーラがあったんですね。
朝比奈:
でも、受験をすると決めてからが大変でした。私は背が高いこともあって、運動が得意なように見られるんですが、実は大の運動オンチ。受験のためにダンスのレッスンを受けましたが、先生が手を焼くほど出来の悪い生徒だったんですよ。ほかの生徒たちと同じように踊れなかったので、1年ほど別メニューでプライベートレッスンを受けたほどです。
島田:
信じられない!立ち居振る舞いが、こんなに美しいのに!
でも、宝塚音楽学校には一発で入学なさった。倍率が高いことで有名な学校ですもの。素晴らしいことですよね。
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朝比奈:
「ベルサイユのバラ」が上演された後だったので、特に倍率が高かったようですね。
島田:
実際に音楽学校に入学なさって、いかがでしたか?目標にしていた夢がかなったんですもの。
朝比奈:
入学するまでは、私を含めた家族みんなが幸せの絶頂でした。でも、実際に入学するとなると、家族と離れてしまう寂しさと、新しい生活が始まる不安感でいっぱいになって。
島田:
そうでしょうね。だってその当時は中学を卒業したばかりでしょう?まだ15歳の少女ですもの。不安になって当然です。
朝比奈 慶さんというお名前は、いつごろ考えたんですか?とっても素敵なお名前ですよね。ご自身の雰囲気にも合ってらっしゃる。
朝比奈:
ありがとうございます。入学した次の年、本科生になるときにつけました。本当は、画数などを考えて"朝比奈慶子"でしたが、舞台で男役を演じることもあり、"子"を取って、ひと文字の"慶"になりました
島田:
今のお名前の方が素敵。バランスがすごくいい。
2年間学んだ後は、舞台デビューですよね?
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朝比奈:
そうです。初舞台では同期のみんなでラインダンスを踊りました。辛いときも楽しいときも一緒に過ごした、という思いがこみ上げて、一生味わえないほど感動しました。
島田:
宝塚のメークは特別ですよね。落とすとき、大変ではありませんでしたか?
朝比奈:
まだ若くてお金もなかったので、安いクレンジングクリームでササッと落としてました。それがある時から、肌が突っ張るようになって。今はクレンジングと洗顔にはこだわっています。時間をかけて、丁寧に汚れを落とすようになりました。
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島田:
朝比奈さんは、エレクトーレをお使いになられているとうかがってますが。
朝比奈:
もう4か月になります。
一番気に入っているのは、フェイストリートメントですね。ちょっともったいないですけれど、私は手にも使っているんですよ。舞台の仕事をしていると手にもメークをしますし、衣装などを触ったりで。それに私は自転車が好きで、長距離のツーリングもするので、手にも使うんです。
島田:
そうなんですか?
朝比奈:
顔に塗って10秒経ったら、洗い流す前に手になじませるだけで無駄なく使えますよ。
島田:
実は、私も最近手にも使い始めたところなんです。
ところで、5年前に宝塚を退団なさってから、いろいろな舞台に立たれていますが、これからの活動を教えていただけますか?
朝比奈:
12月にはグローブ座で「GIFT」というミュージカルに出演します。これからは、出演者としてただ演じるだけではなく、どこの舞台で演じるのか、チケットの販売はどうするのかなど、見えない部分にも携わっていきたいですね。何から何まで関わるのは大変ですが、自分の責任でやり遂げることにも魅力を感じています。
島田:
いつも高い目標を掲げていらっしゃるんですね。
ずっと進化し続ける、これからの朝比奈さんを、楽しみにしています。
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