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「お化粧をする」ということは、自分を美しく装うために「なにかを肌などに塗る」ということが基本になっています。このとき使われるものが「化粧品」として時代とともに発展してきました。美の演出とともに化粧品には乾燥や太陽の光などから肌を守るという実用的な使用目的があります。そのため化粧品は人類誕生時から使用されています。現在の化粧品は生活必需品であると同時に嗜好品としての面をもっています。
化粧品は身体に直接使用されますので何よりも安全でなければなりません。そのため法的にも厳しい規制を受けています。日本では「化粧品とは人の体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つために、体に塗布・散布、その他類似する方法で使用されることが目的とされているもので、人体に対する作用が緩和なもの」と決められ、安全性の確保と適正な製造・販売が義務づけられています。 しかし現実には、安全で有用なはずの化粧品が多くのトラブルを引き起こしています。あまりにも多種類の化粧品がありますし、何を使ったらいいのか不安で次々と試す「コスメジプシー」や、独自の考え方でアプローチしている「コスメフリーク・コスメマニア」が多く見られます。
皮膚は内界と外界との厳重な境で、多数のセンサーがあり、外部からたえず受けるいろいろな変化や刺激に反応し、からだを守るバリアとしての機能を演じています。傷ついてしまった肌は自己修復のためセルフケア機構がフルに働いています。肌トラブルと言われるもののほとんどはこのバリア機能に問題が起きています。化粧品は皮膚(肌)の状態を変え、肌の生理作用や構造に直接影響をあたえます。化粧品の働きはセルフケア機構の補助であって、化粧品そのものが新たな機能を生むことはありません。使い方を誤るとセルフケア機構に乱れを引き起こしバリア機能の低下をもたらします。場合によっては不都合な刺激となってしまうこともあります。 若々しく健やかな肌を保つには、肌の生理を考慮したシンプルケアが基本といえるでしょう。そのような観点から作られたのがソープ、トリートメントを中心としたエレクトーレスキンケア ラインと言えるかと思います。
PROFILE
TTI・エルビュー(株)顧問 医学博士 野崎正勝氏
(財)生産開発科学研究所 薬理研究室室長
元岐阜大学医学部助教授。
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