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「肌が持つセルフケア機能」
表面の角質層は多数の角質細胞が積み重なり網目のような構造で丈夫な皮膜を形作っています。そして、絶えず剥がれ落ち、取り去られています。皮膚は外壁として外界からわたしたちの体を守っています。その機能をきちんとはたすため、刺激にさらされることに適応する独特な構造をしています。
角化のメカニズム
皮膚表面の角質層を形作る角質細胞は基底層とよばれる表皮の最も下の場所で生まれ(分裂)、分裂してできた細胞のひとつは残り、ひとつは次々と形と性質を変えながら(分化:角化)上へ上へと移動してきます。ここで、最終的に角質細胞になり剥がれおちていくまでの過程を「肌細胞のターンオーバー」ということがあり、生まれて角質層に到達するまでに約14日、角質層のなかで表面に到達して剥がれるまでにさらに14日程度かかります。また、最初の分裂から次の分裂までは約18〜25日の周期で行われ、この周期と分化のバランスが狂うと皮膚の表面に異常が起きます。

細胞の分化は細胞をとりかこむ環境からいろいろな刺激を受けて始まります。細胞はお互いに密着した状態のため、隣の組織の細胞からの影響を受けて調節されることが知られています。このように、肌表面を構成している角質層の状態が角化に影響をあたえます。
肌のセルフケア能力とスキンケア
皮膚は刺激に対応して自己修復も行われます。もともと皮膚が持っているセルフケア能力といわれるものです。このように、皮膚は特別に何もしなくても私たちが生きている間は十分に機能しています。しかし、わたしたちをとりまくさまざまな環境は皮膚に思わぬ影響をあたえることがあり、さらにセルフケアの能力は体の状態や加齢によって低下してゆきます。それを補うのがスキンケアです。

秋を迎えて肌は夏の暑さと紫外線によるダメージを治すためにセルフケア機構が最大に働いています。しかし、季節の変わり目の秋は、日光の量、温度、湿度などの変化が大きく、これらの変化に肌がうまく適応し難い状況が生まれています。そのため、どうしてもスキンケアが必要となってきます。

スムースな肌はバランスがとれた角化から生まれます。角質細胞が丈夫な細胞膜を持ち、しっかりとした構造をつくりあげるには多量の栄養とエネルギーが使われます。エレクトーレは細胞のエネルギー産生を整え、肌のセルフケアプロセスをコントロールすることによって傷んだ肌組織の正常化を促進します。
PROFILE
TTI・エルビュー(株)顧問 医学博士 野崎正勝氏
(財)生産開発科学研究所 薬理研究室室長
元岐阜大学医学部助教授。
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