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皮膚と酸化ストレス

皮膚は環境からのさまざまな情報を受け取ると同時に、体を最前線で守るという役割をもっています。絶えず酸素に接しており、紫外線にもさらされています。皮膚表面には薄い脂質の膜があり、バリヤーとしての機能を補強しています。
このようなことから、皮膚表面は脂質の過酸化物や活性酸素種ができやすい状態にあると考えられます。紫外線にさらされるとその量と強さに対応して皮膚表面に活性酸素ができてくることが確かめられています。
さらに、皮膚への刺激によっては皮膚の内部で血中の好中球が活性酸素を作ります。皮膚は内側からも酸化ストレスを受けるということになります。

皮膚の抗酸化ネットワーク

皮膚は絶えず酸化ストレスにさらされていますから、独特の抗酸化のネットワークをもっており絶えずその処理を行っています。紫外線に対しては角質層とメラニン色素などが強力なサンスクリーンとして機能しています。 メラニン色素は正常な皮膚にとって必要なものです。酸化ストレスに対してはSOD(superoxide dismutase)をはじめ、活性酸素種を処理する一連の酵素が働き、速やかに消去・処理しています。
こうして、皮膚は酸化ストレスとその処理機構のバランスの維持によって正常に保たれています。そのため、バランスに乱れが起きるといろいろな問題が生まれてきます。

PROFILE
エルビュー(株)顧問 医学博士 野崎正勝氏
(財)生産開発科学研究所 薬理研究室室長
元岐阜大学医学部助教授。
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