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私が舞踊家になろうと自身で決めたのは、15才の時でした。
花柳流の御家元壽輔師の許可を得て、他流の吾妻徳穂師にあずかって頂く事になったのも大きなきっかけでした。
そして、徳穂師が永住権を得て渡米なさるのと共に祖母、母より継承した三代目花柳寿美となった半年後の1959年に御一緒に旅立ちました。
ロサンゼルス.ニューヨークと約一年半程住み、外側より日本を見た事によって、日本舞踊家である事の素晴らしさを、より深く、感じて帰国しました。
踊ると云う事は、音楽に体の動きを重ね、その上に気持ちを充分に表現し、役になりきる演劇的要素も加味されて、一つの作品として、お客様に見て頂く舞台になるのだと私は心がけて居ります。
それは、伝承されている古典でも、創作でも、同じように観客の皆様に何かしら、心に響いて頂けたらと願っています。
この頃、花火大会の折等には、若い方々がゆかたを着るのがブームにもなっていて、大変によい事とは思うのですが、洋服を着るのと同じ様に研究して美しく着て頂けたらと思っています。
それには、余り堅苦しく考えずに、一寸、踊りの御稽古場も見学して下さいませ。着物を格好よく着てみたいと思われたら、踊りを習いに・・・・と云う気分になって頂けると嬉しいですね。着せられているのではなく、自分で着ていると云う感覚が、自然に身について来ますし、ある時は衣裳をつける事によって、大いに変身願望も満たされて、踊る事も出来ます。これからも、お客様に共鳴して頂けるように精進して美しい踊りを続けて参りたいと思っております。 |
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プロフィール 三代目 花柳寿美
1958年 三代目 花柳寿美の名を許される
1959年より渡米、モダンダンス・演劇を修得。
繊細で気迫に満ちた女性美の身体表現が魅力。日本舞踊界の中堅リーダーとして、その行動力に評価が高く、振付け、若手育成等、将来の斯界を背負う。
芸術選奨文部大臣新人賞、花柳寿応賞新人賞、舞踊批評家協会賞、東京芸術大学音楽学部邦楽科准教授。 |
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エルビュー社長冨宅孝子が日本の美をよりすぐって毎回ご紹介します。
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