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古来、香りは美そのものです。伝説によるとクレオパトラは、山羊乳の浴槽を薔薇の花で満たし身を沈め、湯上りの肌に香油を塗り美しさを香りで創りあげたそうです。 |
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聖書では、幼な子イエス・キリストに捧げられたのは黄色と没薬(もつやく)と乳かです。没薬も乳香も聖にして貴なる至宝の香料。乳香は「マリアの涙」とも呼ばれ、聖堂で焚かれる愛の香りです。
千年の昔、平安王朝の「源氏物語」は香りでつづられた世界最古の大長編浪漫です。例えば、光源氏と愛する女性たちが香創りを競い合う六條院の薫物合せ(梅ヶ枝の帖)。宇治十帖では、ライバルの貴公子の名も「薫中将」と「匂宮」です。この時代、香りは美の表現であり知性・感性の証でした。清少納言「枕草子」にも、心ときめくものとして語られています。
香りは「ときめき」と「やすらぎ」をもたらします。この二つはいのちのリズムです。良いリズムは美しいハーモニィを生みます。香の源流古代インドより四千年の知の継承から、私たちは新たな美の創造を語り始めています。 |
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プロフィール
稲坂良弘氏
430年の伝統を継承する「銀座香十」社長
読売文化センター講師。日本の香文化の語り部として、講演や執筆、取材対応も多い。 |
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エルビュー社長冨宅孝子が日本の美をよりすぐって毎回ご紹介します。
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昨年の新春キャンペーンとして、香十さんにオリジナルポーチを桜のお香とセットにして制作いただいたことがご縁でいつも香十さんの香りを愛用させていただいております。
香十さんは430年もの歴史をもち稲坂社長様はその伝統を継承し、また大変熱心にご研究なさり、すばらしいお考えをお持ちでいらっしゃいます。
稲坂社長様のお香のお話は、大変に興味深く、感銘を受けます。
是非にお香のお話もご紹介させていただきたいと思っております。 |
銀座香十稲坂社長様と |
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