【エレクトーレ公式通販】電位理論に基づく新発想エイジングケア

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染め上がった着物の生地を金箔や銀箔、金泥、金液などで彩画し、華やかに仕上げる作業を金彩と呼びます。中国の唐時代にインド、ジャワなどを含む地域で始まったと言われ、日本でも江戸時代より前に技法が確立された長い伝統を持つ技術です。
今回は、京友禅の金彩師で、その道の第一人者である井上恒次さんにお話しをうかがいました。
着物の"顔"を見て、
メイクする仕事


 京友禅は、デザインの「考案」に始まり、「下絵」、糸目糊を置いていく「糊置」、色を挿す「挿友禅」ほかいくつもの工程を経て、最後に金彩や刺繍を施して完成します。私は、訪問着、色留、袖黒留袖、振袖、羽織などいろいろなお仕事をいただきますが、どれも職人が下絵から順番に苦労して仕上げてきたものばかり。それぞれの着物の"顔"を見て、そこまでの工程を活かすのが金彩の役どころです。
 どのような素材・技法を駆使するかは職人の感性や趣向によります。私は基本的にあっさりした"メイク"が好きですが、多くの職人の手による工程を経るため、必ずしも均一なものが仕上がってくるとは限りません。そこで私が『地直し』という調整を行い、その着物にふさわしい美しさを再び与えることもあります。
物言わぬ商品に、
物を言わせる


 一枚の着物に金彩を施すのに、おおよそ4〜5日かかります。仕事を始めると12時間座りっ放しのこともあります。自分で色を調合して仕上げていくのは細かい作業ですが、楽しいです。  
 伝統の技術と言っても時代時代の流行も多少ありますし、さらに最近のように金の価格が高騰すると純金が使いにくくなります。ただし色合いが全然違うので、私としては基本的に純金を使いたいです。目の肥えたお客様は見分けられますから。商品は物を言いませんが、言わせるような仕事がしたいのです。
伝統文化を
しっかりと後世へ


 私の父親は京都で挿友禅屋を営み、下絵や糊置の職人も抱えていました。ところが戦争で商売ができなくなり、親子で田舎に疎開しました。1950年(昭和25年)に父親が京都に戻って再び友禅を始めましたが、私は生活を支えるために中学校を卒業すると丁稚奉公に出ました。1954年(昭和29年)のことです。手描き染の業界を回り、最後にたどり着いたのが金彩の先生のところでした。そのようないきさつで金彩師になりました。現在76歳ですから、かれこれ60年前の話です。
 最近は、伝統文化を後世へ伝える取り組みにも力を注いでいます。いま全国の小中学校に着物のカリキュラムを採り入れるように、京都の財団が中心となって働きかけています。昨年作成した指導者向けのマニュアルでは、私も金彩部門で協力させていただきました。また、京都市産業技術研究所では京友禅技術者のプロ養成コースを開講しています。全国から優秀な人材が集まり勉強に励んでいるので、講師を務める私たちも教え甲斐があります。
代表 冨宅のメッセージ
井上先生に金彩を施していただいた着物を愛用しております。先生が着物にメイクをする仕事とおっしゃるように華やかに、より美しく仕上がります。手間のかかる作業を丁寧に作り上げていく工程を拝見し大変感動いたしました。あたたかいお人柄が作品にも表れていらっしゃいます。つくづくこのようなすばらしい伝統技術が継承されますように応援させていただきたいと思っております。
 
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