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島田律子さんタレント/エッセイスト。
国際線フライトアテンダント勤務を経て、1994年よりタレント活動をスタート。テレビやラジオ出演のほか、恋愛、結婚、美容、健康、食、酒、映画などさまざまな分野の執筆・講演会などで幅広く活躍中。7月末に出産予定。
冨宅孝子(社長)
エルビュー(株)取締役社長。ファッション・美容などの幅広い知識を生かし、美に関わるトータルプロデュースを行っている。

今2か月後に出産されるため、お仕事を少し控えられているということですが、お休みの日などはどうやって過ごされているのですか?
家の周りをゆったりとお散歩したり、美味しいもの食べに行ったり。栄養のバランスももちろんですが、こんなに優雅にお食事できるのも今が最後かな、と思いまして…。子供が産まれたら違う人生が待っているんじゃないかと思いますので…。こんな時間は人生にもそうないと思うので、ちょっと贅沢してもいいかなあ?って思ってるんです。
何か趣味とか、ありますか?
実は私、お酒が趣味だったんです。お酒は適量であれば百薬の長だし、「日本酒スタイリスト」という、‘女性に向けて日本酒を楽しみましょう’、というような飲み方を提案する広報のような仕事もさせていただいていたのですが…今は妊娠中で、飲めないので。私の最大の楽しみが奪われている状態です…
母乳で育てられるご予定ですか?
できる限りそうする予定です
じゃあ、お酒だめですよね(笑)
そうなんです、2年くらいまったく飲めない計算ですね。私、20歳からそんなにお酒を抜いたことはないと思いますよ(笑)
そういった意味でもがらりと変わりますね
そうですね。

日本酒ってオヤジの飲み物とか、いろいろなマイナスイメージもあると思いますが、美味しい日本酒を飲むと日本酒のイメージが変わりますよね。非常に華やかな香りがしたり、すっきりいただけたり、もしかしたらワインよりももっといろんな表現ができるのが日本酒じゃないかと思うんです。より繊細であったりとか…だって、麹と水からできていて、なんでこんな味になるんだろう?と思ういませんか? すごく不思議…。日本酒って面白い、興味深いお酒だと思いますね
私和食が大好きなんですが、日本酒って和食に一番合いますよね。今、世界的にも和食はブームになっていますし、懐石料理にも合う、深さがきっとあるんでしょうね。
日本人って欧米人に比べて味覚が多いらしいんです。ワインのソムリエも日本人がとても多いんですよね。その事実が物語るように、味覚とか嗅覚が優れている日本人がすごく多い。それは、食生活で繊細なものを味わうことが身に付いているからっていいますよね。
でしょうね。今や、フランス料理のお料理学校の生徒さんたちも研修のために日本に懐石料理を食べにいらっしゃるのだそうです。
そうですか。日本人であることを誇りに思えますね。でも一昔前までは本当に舶来ものバンザイみたいな風潮もありましたけれど、世界中が日本のよさに気づいてきてくれていてよかったですよね。
本当ですよね。
食事やお酒もそうですけれども、化粧品だって、あるわけですからね。エレクトーレのミネラルオーレ(天然鉱石)も日本でしかとれないわけですからね。
エレクトーレも実は本当に、インターナショナルに広がりつつあります。今は台湾だけなんですが、いろいろお話がきているんですね。海外で使っている方もみなさんとっても良いと好評いただいています。ヨーロッパなどでも。
ヨーロッパってとても乾燥しているので、これ、いいでしょうね。すごくしっとりしますからね。広まってほしいですね、日本発で。
そうですね、日本発で、広めていきたいです。
楽しみにしております。

ご結婚されてから、それを機に気持ち的にも豊かになったりと、変化はありますか?
結婚前まではどうしても、自分のことが一番という感じだったのに、結婚すると、家族の中の自分というように、価値観そのものが変わってきていますね。それまでは自分ひとりや女友達とお金をかけていく遊びが主だったのが、結婚してからは主人と近所の公園にピクニックに行くのがとても楽しくて。
お弁当作って、シートをひいて…
お金をかけなくても、人と喜びや楽しみをわかちあうことってなんて楽しいんだろう、って最近目覚めつつある楽しみです。多分これで子供が産まれてくるとまた違ってくるのかなと。もちろん自分も大切ではあるのですが、妻である自分、親である自分が充実していられるように、ちゃんとした生活をしなければ、と。いろんなところで甘えが許されなくなるなと感じています。
ますます忙しくなりますね
肌も表情も、自分の自信も同じなんです。外から与えてあげることももちろん大切なんですが、中から、ちゃんとした生活からそういったものがでてくる。子供が産まれてきたらそういう意識をますます強くなっていく気がしますね
そういったところが本当に大きな大きな変化ですよね。
島田さん、これからはどういう女性でありたいと思いますか?
もっと若い頃って年を取るのが怖かったんですね。肌にシワがでてきたとか体力が落ちてきたということで一喜一憂したり。それは自分に自信がなかったからだと思うんです。そうではなくて、ちゃんとした生活ちゃんとした食生活、ちゃんとした人間になることを積み重ねていくと、中から自信がついて、年を取るのが今後、楽しみになると思うんですね。同じように50代60代と迎えられたら素敵だなあ、と思っています。そのためには努力が必要ですけれども、がんばります。
お子さんができても仕事は続けていくんですか?
はい。続けていきたいですね。

今後、こんなことをやっていきたいなあ、ということはありますか?
そうですねえ、子供ができたから特別なにかかわるということはないと思うんですけれど、話すことも好きなのですが、書くことも好きなので。書くことってすごく自分の内面がでてくると思うので、多分今度親になって価値観も全然変わってきたら、そういうのも文章に現れるのかなあ、今度はどんな文章が書けるんだろう?って自分で自分にワクワクしているところがありますね。ほかのことももちろんやりたいんですけれどね。
以前に弟さんのお話をうかがって、ご本を書かれたり、ボランティアで講演会に行かれたりしているというエピソードをちょっと聞きまして。そういう活動ってできそうでできないですから、本当にすばらしいなと思いました。そういうことも気にかけながら今後もされていきますか?
そうですね。もちろんやります。弟のことって、若い頃どうしても乗り越えられなかったコンプレックスみたいになってしまっていて。弟のことはかわいいと思いながらも親まかせにして、自分は向き合うこともせずに、なんとなくごまかして逃げていたところがコンプレックスで。常に罪悪感を持っていたんです。それにちゃんと向き合って乗り越えようって思ったのが20代後半。本を出したのが30代頭です。それで自分がずいぶん、救われたし、弟が産まれてくれたことで、人生学べることがこんなにあったんだ、それなのに、私は目をつぶっちゃっていた、ということをすごく感じましたね。だから私は障害者の兄弟という立場になるんですけれども。親でもない、障害者本人でもない、健常者なんだけれども、コンプレックスをかかえてしまう、という、兄弟の立場で意見を言うことができ、同じ立場の人とわかちあうことができた。それをきっかけに自分に自信をついたのか表情ががらりと変わったといわれるようになったんですね。
だからといって、今の私がすべて肩の荷が下りたかというとまだまだ学ばなくちゃいけないところがたくさんあるんですけれど。
そういう学びのきっかけってあるんですよね。
そうですね、学ぶようにできているのかも…。私なんていつも自信がなくて、結婚生活ができるんだろうかと不安に思っていました。相手と向き合っていくことが私にできるのか。こんな自信のない私が親になれるのか、と。だから、弟のことで、一個一個ごまかしたり逃げたりせずに向き合っていくことで、一個一個自信がついて。結婚や親になるということも、そういう勉強材料というか、神様から課題が与えられているのかなというような感じがしますよね

やはり美しくいるためには自信って大切ですよね。島田さんのように自信が積み重なっているというか、そういう生き方は本当に素敵ですね。
まだまだなんですけれどね。自分で情けなくなっちゃうくらい弱いところってまだたくさんありますが。
みなさんそうですからね。少しずつでも努力して自信をつけていくことって大切ですよね
若い頃はそうやって人生の自信が美に結びつくなんて考えたこともなくて。メークしていればいいかと思っていたけれど、だんだん「そうじゃないのかも」と気づかされますよね
そうですね(笑)。でも気づかない方もたくさんいらっしゃいますからね。だから、気づくって本当に大切だと思うんです。エルビューのホームページは、美をテーマにしていますが、美にも色々とありまして、自然の美だったり、芸術の美だったり、その中でもとりわけ‘人を通しての美は身近で興味もあり、一番感動を与えてくれるものと考えています。今回リニューアルするにあたり、’人’をクローズアップさせて頂いていますが、何か「気づく」きっかけになったり、みなさんで美について考えていけたら幸いに思います。
でも本当にエルビューさんの考え方には感銘を受けます。つくづく、美しさって、生き方ですからね。
なかなか難しいことですよね。若い人はそのままでもいいですが、やはり年を重ねて美しくいるためには、努力の結果の自信や周りに流されない強さが必要ですから。だからこそ、本当に美しく年を重ねることって永遠のテーマですよね。
そうですよね
島田さんには今月から1年間、コラムの中で出産なども通じて感じたことを書いて頂く予定です。楽しみにしています。
今日はお忙しい中、本当にありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。